赤津です。
早速ですが、高松宮記念2020の予想オッズです。
※ミスターメロディが回避したので、穴馬を別の馬に差し替えています。
高松宮記念2020 予想オッズ
1番人気は、グランアレグリアですね。
前走の阪神カップ2020では、33週の長期休養明けだった反面、文字どおりの圧勝だった訳ですが、進路を確保するまで馬なりで、抜け出してからは軽く追われただけで0.8秒差と、相手が弱かったとはいえ、G2でこのパフォーマンスは、最近ではあまり見ていないので、妥当な1番人気だと思います。
※グランアレグリアは、赤帽子の5番です。
今回、1200m戦が初ですが、過去に、1200mが初で勝利した馬は多いので、1400mの持ちタイムもかなり速く、1分7秒前半位までは余裕で対応すると思っていて、元々、前目から押し切る競馬が多かったのですが、馬なりで、ある程度の位置を確保できるようになっている位、馬のレベルが上がっているので、後方からでも、全馬、ごぼう抜きができる能力は備わっていると思います。
逆に、3倍台で買えるのであれば、非常においしい気がするので、単勝でも良い気がしますが、前走の阪神カップ2020のタイムは、過去10年で最も速く、しかも余力を残してのタイムなので、タイム派としては逆らえないというか、脚質的にも安定感はありそうなので、最終的な予想は、迷わず、軸にする予定です。
2番人気は、タワーオブロンドンですね。
この馬も持ち時計が速く、負けた時の傾向は、時計が掛かった時だけですが、今回も速い時計での決着になるのであれば、馬券に絡む可能性はかなり高いので、前走は3着に敗れていますが、トップハンデだったことを考えると、着順は度外視していいのかなと思っています。
昨年の高松宮記念2019と同じく、モズスーパーフレアがかなり速いスピードで逃げそうなので、中団より後方の位置から、最後の直線で猛追しそうな展開ですが、毎回、メンバーの中でも上位の末脚を繰り出しているので、末脚の安定感は抜群だと思っていて、この馬も馬券から切るのは難しい気がします。
3番人気は、ダノンスマッシュですね。
上記の2頭に比べると、前目の位置でマークされやすい分、最後に差されるのが多い馬ですが、能力はかなり高く、先行して持続性の高い末脚で粘り込みを図るので、大半の着差が0.5秒以内という、馬券を買っているとかなり盛り上がる馬ですが、3連系の軸としては、面白い馬だと思っています。
不安材料としては、右回りの専用機なので、直線の長いコースは割引ですが、掲示板に載る可能性はかなり高いので、馬券から切ると3着とかになりそうで、悩ましい1頭ですが、3番人気は妥当なのかなと思っています。
さて、ここからが本題ですが、高松宮記念2020の激走可能な穴馬は…
◎ セイウンコウセイ
ミスターメロディが回避したので、急遽、別の穴馬を探してみたのですが、セイウンコウセイが面白いのかなと。
前走のシルクロードステークス2020では、モズスーパーフレアがかなりのハイペースで逃げていて、先行馬にとってはかなり厳しい流れだった反面、最後までしぶとく粘っていたので、結果的に、後方からの外差しの馬に負けてしまったのですが、内容的には悪くなかったと思っています。
※セイウンコウセイは、オレンジ帽子の14番です。
また、トップハンデの58kgだった事を考慮すると、着差以上に強い競馬だったのかなと思っていて、休み明けで+10kgで、上記のレースの内容であれば、次走の上積みと、中京巧者という部分で、かなり推せる穴馬だと思っています。
戦績だけを見ると、5,8,12,6着と、終わったように見えるのですが、昨年の2着馬であり、2017年には同レースを勝利しているので、コース適性という部分で能力差を逆転できる可能性があり、一発あっても、全くおかしくないというか、穴党には大好物な馬なので、最終的には10倍台位には人気になりそうな気はします。
ただ、G1の場合、G1だけ馬券を買うライト層の方も多いので、着順だけ見て馬券から切る方も多いと思うのですが、私もG1しか馬券を買っていなかった頃は、着順が悪い馬は完全に切っていたので、レース後に、そんな馬、絶対に買えないとか思っていたのですが、今は1番人気の馬から馬券を買う方が怖いので、トリガミ馬券を買う位であれば、そのレースはスルーした方が、良い気はします。
話が逸れたのですが、ミスターメロディが出走回避であれば、先行脚質+中京巧者の馬は、セイウンコウセイしかいないので、今回、人気馬がかなり強そうなので、安定の4着で下手くそ呼ばわりされそうですが、重賞は馬券を買っていない時が多いので、予想をしてレースを楽しむというのも、面白いと思います。
◎ ミスターメロディ
高松宮記念の場合、逃げ馬の成績が不振で、先行馬+追込み馬で決まっているレースが多いのですが、ある程度、前目で競馬のできる馬でないと、かなり厳しいレースだと思っています。
後方脚質の馬も、不発で終わる事が多いので、前方の馬の展開に左右されやすい分、どうしても不確定要素が多いので、末脚だけだとナランフレグとか面白いのですが、前走のメンバーで勝ちきれなかったのを見ると、ここではコース的には有利な反面、オッズほどの妙味はない気がしています。
ミスターメロディに関しては、右回りが苦手で左回り専用機ですが、条件に合う重賞が少ないので、戦績だけを見ると終わった馬に見える反面、昨年の覇者であり、苦手な条件のスプリンターズS2019でも、0.3秒差の4着なので、力が衰えたとは全く思っておらず、今回、人気を落とすようであればおいしい穴馬なのかなと思います。
中京コースは、2-1-0-0/3で、前述したとおり、先行馬が有利なレースなので、ダノンスマッシュの左回り専用型のような馬だと思っていて、右回りだと買いにくい馬ですが、今回は、頭まである気がします。
似たような馬としては、セイウンコウセイで、この馬も、典型的な前残り型の馬ですが、戦績を見ると、終わっている感じがする反面、着差とか斤量を考慮すると、前走のシルクロードS2020は、58kgのトップハンデで0.2秒差の5着なので、この馬も馬券には絶対に入れた方が良いと思っています。
枠に関しては、内枠が有利で外枠が不利なコースなので、人気馬が外枠に入れば面白い気がするのですが、1枠は、高松宮記念に関しては絶望枠なので、2~5枠位が好枠だと思います。
中京芝 1200m 枠番別成績表
出走メンバーの調教に関しては、坂路調教のデータしかないのですが、美浦ではステルヴィオ、栗東ではライトオンキューが良さそうで、この記事はG1の2週間前に書いているので、あまり参考にならないのですが、最終的な予想に関しては、調教のデータも予想に加味しているので、最後は宣伝になりますが、有料会員をご検討ください。
また、毎週、週末には、軸馬予想を無料で配信しています。
軸馬が分からない!とか、レースの波乱度を知りたい!という方には、かなり重宝すると思います。
⇒過去の軸馬予想
今後も、G1予想を含めて、重賞の見解は無料で公開しますので、引き続き、黒の馬券師をよろしくお願いします。