赤津葉月です。
函館2歳Sは1番人気の好走率は高いのですが、10番人気よりも人気がない馬が好走というか暴走するので、本当に難しいレースですね。そもそも、実施的に500万条件のレースな訳で、キャリア1戦の馬を評価する方が難しいのかなと。
仕方がないので、今回は、消去法を駆使して、まずは、過去10年のデータから凡走する可能性の高い馬を消していこうと思います。
まず、前走の馬場ですが、ダートの馬は全く馬券に絡んでいないので、消してもいいのかなと。
函館2歳S 過去10年 前走の馬場別 成績表
31頭、出走していて、3着以内が1度もないので、ポイントはルメール騎手が騎乗予定のホールドユアハンドはある程度人気になると思うのですが、消した方が回収率的には良いのかなと思います。
該当馬は、ホールドユアハンド、エムティアン、ヒストリコ、ラブミーリッキー、レコードチェイサーですね。初芝で1200mのスプリント戦を制すには、能力が抜けていないとダメな気がするので、まず、これらの馬を除外しました。
次に、前走と今回の距離の関係ですが、函館記念の場合、同距離で参戦する馬の好走率が高いので、距離短縮の馬と距離延長の馬を消去してみました。
函館2歳S 過去10年 前走の距離別 成績表
該当馬は、前走が1800mのラブミーファインと、前走1000mのラブリロンリロンスですね。ここまでで7頭も消えました。何となく無理がある予想とは思うのですが、タイムだけで比較しても最も持ちタイムが速い馬が有利になる訳で、予想の選択肢は本当に少ないのかなと。
最後に、前走の競馬場で、函館以外の馬は不振なので、これに該当する馬も消してみました。
函館2歳S 過去10年 前走の競馬場別 成績表
前走が福島競馬場の馬は、3着が2回なので、ここも消してみます。該当馬は、イチゴミルフィーユ、ガイセンなので、これで残りは9頭ですね。
ここで、函館2歳S2018の予想オッズを見てみます。
函館2歳S2018 予想オッズ
出典元:netkeiba
1番人気は、ナンヨーイザヨイですね。
消去法でも残っていますし、記事のタイトルでは危険な人気馬!とか書いていますが、さすがにこの馬に逆らう必要はないのかなと。過去10年の1番人気は、全てが5着以内の成績なので、馬券には入れた方がいいのかなと思います。
持ちタイムも函館の1200mで、1分9秒4とメンバー中、最速ですし、岩田騎手はこのコースを得意としているので、無闇に逆らわない予定です。
さて、毎回、前置きが長いのですが、ここからが本題ですね。函館2歳S2018の暴走可能な穴馬は…
◎ カルリーノ
抽選組なので、3分の2を突破できれば、結構、有力な穴馬なのかなと思っています。新馬戦では、1番人気が濃厚なナンヨーイザヨイに0.3秒の差で負けたのですが、続く2戦目では、稍重の函館芝1200mで、1分9秒7の好タイムで勝利しています。
※カルリーノは、赤い帽子の3番です。
このレースの最大のポイントは、前半のラップで、テンの3ハロンが34秒1と馬場が悪い割にかなりのハイペースですが、先行勢が失速していく中で、最後は内を突いて完勝しています。
人気になるのであれば、さすがに本命には推さないのですが、10倍以上もオッズが付くのであれば、単勝で買っても面白いのかなと。馬場は渋った方が良さそうですが、残念ながら函館競馬場の週末の天気は晴れ模様なので、良馬場が濃厚ですね。
初戦でナンヨーイザヨイに負けているだけに、そこまで人気にならないとは思うのですが、先週、函館記念をエアアンセムで制した藤岡(佑)騎手が騎乗予定で、今季の函館競馬場の成績は抜けているので、加点材料だと思います。
最終的には枠と調教、データを参考にしますが、抽選を突破するのであればカルリーノは普通に買いたいなと。重賞の予想をしていると、段々と客観的な視点から主観的な主観にシフトするので、記事の最後の方は当たる気しかしないのですが、レース後に目が覚めるので、幻覚作用のある麻薬なんだと思っています。
今週末も、超・軸馬と重賞の軸馬を更新しますので、よろしくお願いします。
※中京記念2018も予想していますので、ご覧ください。