@赤津です。

ツイッターとかnetkeibaの掲示板を見ていると、時々、「◯◯の指名が入りました!」とか、「◯◯が本命に推奨したので、安心して切れる!」とか、とても面白そうな投稿をされていて、データ的にどうなのかなと思ったので、今回、数値化してみました。

今回、残念ながら柏木集保先生の予想は拾えなかったので、先生の過去の予想をご存じの方は、お問い合わせかツイッターでご連絡して頂ければ、データ化しますので、ご協力のほどよろしくお願いします。

さて、今回の逆神候補は、競馬エイトの松本ヒロシ氏、東京スポーツの虎石晃氏、競馬評論家の水上学氏の3名です。

正直、逆神候補をよく理解していなかったので、予想は逆神.com様にお借りしていて、その中に逆神予想というカテゴリーがあるので、その中の予想の内、重賞予想の印をデータ化して集計しています。

まずは、評価が2分化されている松本ヒロシ氏の結果ですが、個人的には好きな方なので、10年以上も前の話ですが、競馬好きが集まる飲み屋で、「松本ヒロシ氏の予想はすごい!」と話したら、「あいつの予想はクソだ!」みたいなことを言われて、その後、その日に当たった馬券を自慢されたのですが、1番人気の馬を軸にして2~5番人気に流していて、合成オッズとか意識されない方だったのかなと。

なぜか松本ヒロシ氏を擁護しているのですが、穴馬を推奨する予想家は好きというか、「そんな馬来ない!」と言われ続けても、少しでも人気馬を逆転する馬を推奨しようとするので、精神的には、相当、タフだと思います。

前置きで終わりそうなので、そろそろ、本題に入ります。

まずは、2019年の◎(本命馬)の一覧表です。

松本ヒロシ 重賞 本命馬 一覧表 2019年

愛知杯2019のワンブレスアフェイは、8番人気の低評価で、単勝オッズが31.8倍だったのですが、このレースは、オッズ的には3強だったレースで、ノームコア、ウラヌスチャーム、レッドジェノバが有力馬だったのですが、明確な根拠を持って印を打たれている訳で、同じ穴党派としては、すごいなと思います。

上から目線で評価するなという感じですが、1番人気を推奨することが少なく、1番人気を推奨した時の結果も気になったので、松本ヒロシ氏が本命に推した馬の人気別の成績を調べてみました。

松本ヒロシ 重賞 推奨馬 人気別成績表 2019年

松本ヒロシ 推奨馬 人気別成績表 2019年

1番人気の成績がかなり良く、穴馬を探した結果、1番人気の馬に印を打つしかない…という感じだと思っているので、松本ヒロシ氏が1番人気を推奨した時は、順張りが良いのかなと思います。

私も穴党で、このレースは無理だろう…というレースはあるのですが、ただ、1番人気を推奨しても予想としては面白くないので、無理に穴馬を推奨しますが、大体、惨敗します。

一方、9番人気の馬の成績が悪いので、データ的には8番人気までの馬を狙えばいい!と思う反面、9番人気以降の馬は13頭程度なので、13倍以上のオッズの馬が激走した場合、一発で回収率を上げることができるので、個人的には、超・人気薄の馬を推奨した時こそ、買い時なのかなと思っています。

2019年の◎◯▲の印別の成績は、以下のとおりです。

松本ヒロシ 重賞 ◎◯▲ 成績表 2019年

データ的にはかなり優秀な数字で、◎の回収率が高いので単勝を買いやすく、◯に関しては連対率、複勝率が高いので、紐に最適な訳ですが、ある意味、理想的に近い数字なのかなと。

褒め続けるとお金でも頂いているのでは?と疑われてしまうのですが、見た目は相当、胡散臭く見える方なので、怪しさ全開ですが、重賞で穴馬に困った時は松本ヒロシ氏の◎を馬券に加えるのは、悪くないと思います。

全然、逆神ではなかったという話ですね。

さて、次は東京スポーツの虎石氏ですが、全く知らない方なので、相手も私のことは知らないと思いますが、相思相愛ですねって感じで、グーグル様の検索窓にご自分の名前を入れてエゴサーチすると、この記事が表示される可能性があるので、よろしくお願いします。

まずは、虎石氏の◎の一覧表です。

東京スポーツ 虎石 重賞 本命馬 一覧表 2019年

東京スポーツ 虎石 推奨馬 一覧表 2019年

松本ヒロシ氏と比べると、大穴よりも小穴、中穴を狙うスタイルで、極端な大穴馬は狙わないのかなと。

京都牝馬S2019のデアレガーロは、9番人気の36.2倍で、オッズ的には1~5番人気の馬が接近していて、かなり難解なレースだったので、松本ヒロシ氏と同様、すごいですね。

自分が選べない穴馬を選べて、しかもその馬が勝つと、羨ましいなと思うのですが、馬券よりも穴馬を選択したプロセスに貪欲なので、どうやって穴馬を抽出しているのか参考にしたいなと。

私の場合、タイム派+調教のタイム派なので、馬場毎に補正を掛けて、タイムの割に人気になっていない馬を狙うのが好きですが、もう少し穴馬を探すスキルが欲しいので、過去の著書などがあれば、読んでみたいと思っています。

虎石氏の推奨馬の人気別の成績表は、以下のとおりです。

東京スポーツ 虎石 推奨馬 人気別成績表 2019年

東京スポーツ 虎石 推奨馬 人気別成績表 2019年

2019年の重賞で、1番人気を買い続けた成績が、勝率34.3%、連帯率48.6%、複勝率58.1%、単回収率82%、複回収率76%なので、虎石氏が1番人気を推奨した時は、逆神を疑えば良いのかなと思います。

松本ヒロシ氏と異なり、1,2番人気に推奨した馬の成績が明らかに悪いので、今後、どうなるのかは分からない反面、数字だけ見ると、予想を当てに行った時の1,2番人気で外れている印象ですね。

穴馬がいない時に、この馬にしておこう的な消極的な場面では、逆神のスキルが発動しそうなので、どういう時にそういう場面なのか、上手く説明できないのですが、1,2番人気を推奨した時は要注意だと思います。

以下は、虎石氏の◎◯▲の成績です。

東京スポーツ 虎石 重賞 ◎◯▲ 成績表 2019年

人気馬を推奨する回数が多い分、◎の的中率は高いのですが、前述したデアレガーロが当たっていない場合、回収率は90%前後なので、松本ヒロシ氏の方が穴馬の魅力は高いと思います。

ただ、小穴、中穴の精度はかなり高いので、微妙な馬を推奨された時は、馬券に入れると面白そうですが、逆に1番人気の時は切った方が、面白いのかなと思います。

2019年に限っては、全く逆神ではなく、逆神.comさんも、それを分かった上で逆神予想を公開しているのかな?とか勘ぐりたくなるのですが、水上学先生の成績で、ここまでの流れが一変するので、ここからが本題です。

最後は、水上学先生の◎の一覧表です。

水上学 重賞 推奨馬 一覧表 2019年

水上学 重賞 推奨馬 一覧表 2019年

単勝に関しては、絶対に買ってはいけないレベルで、人気馬を推奨している割に、1着の的中率がかなり低いので、2,3着は期待できる反面、1着は絶望的な予想なのかなと。

これが、穴党の予想家であれば、1着の回数は少なくても問題ないのですが、次の推奨馬の人気別の成績表を見る限り、基本的に人気馬にしか印を打たないので、本命党の中でも最悪な部類だと思います。

水上学 重賞 推奨馬 人気別 成績表 2019年

水上学 重賞 推奨馬 人気別成績表 2019年

1番人気は、ある程度、信頼できるのですが、別に水上先生に頼らなくても良いと思っていて、松本ヒロシ氏の1番人気の方が魅力的なのかなと。

2番人気は、文字どおりの2,3着狙いなので、2,3着固定という使い方はできる気がするのですが、◎というのは1着を推奨する印だと思っているので、逆神と呼ばれてもおかしくないと思います。

G1に限っては、0-4-2-6/12なので、文字どおりの天才というか天災だと思うのですが、1番人気を推奨しても、2~4着、2番人気以降の馬は馬券に絡まないという感じなので、年末までのG1で、本命馬が被りそうになった時は、注意しておこうと思っています。

これだけ1着を外せるのは、才能だと思います。

私も逆神の素質はあるのですが、時々、1着は当たるので、水上先生に比べると話にならないレベルですね。

ただ、馬券を切る上で、かなり参考になるので、次回はラスボスの柏木集保先生の推奨馬の成績を調べたいのですが、データをお持ちの方が居られれば、お問い合わせかツイッターからご連絡をお願いします。

名誉棄損だ!とか言われても、そもそも、棄損の対象となる名誉が存在しないと思うのですが、松本ヒロシ氏や虎石氏は優れた予想家だと思っているので、公正な判定だと思っています。

引き続き、黒の馬券師をよろしくお願いします。

AI予想を販売中!