赤津葉月です。
中京記念2018のグレーターロンドンは、強かったですね。34秒1の最速の上がりで、馬場が良い所を走ってはいるのですが、斤量を考えると能力は抜けていたのかなと思っています。例年、荒れる重賞ですが、今年に限って人気馬同士の決着で、馬券的には面白くなかったなと。
今回のアイビスサマーダッシュ2018も、1番人気がかなり強いレースなので、例年の傾向に準じるのであれば、1番人気から紐荒れを狙うのが良いのかなと思っています。まず、アイビスサマーダッシュの過去10年間の人気別のデータを調べてみました。
アイビスサマーダッシュ 人気別成績表 過去10年
2012年までは、1番人気の成績が不振だったのですが、2013年以降、1着4回、2着が1回で、今年もダイメイプリンセスが1番人気になりそうですが、無条件で逆らうのは賢くないのかなと。
1~3番人気の馬は、余程の不安材料がない限り、馬券に入れた方が良さそうな印象ですね。自分は、最近は単複派なので、紐に入れるという概念がなかったりします。
10番人気以降の勝ち馬が0で、70頭中3頭しか馬券に絡んでいないので、極端な穴馬は難しそうですね。
次に、新潟芝1000mは、枠のバイアスがかなり掛かるコースなので、2010年以降の枠順別の成績を調べてみました。
新潟芝1000m 枠順別成績表 2010年~2018.5
外枠の馬の頭数が多いのですが、8枠の勝率が9.3%なので、8枠に1番人気の馬が入った場合は、軸には最適なのかなと。因みに、8枠の1番人気の成績は、21-11-8-18/58で、勝率が36.2%、複勝率が69%なので、文字どおり堅軸馬だと思います。
逆に1枠は死に枠で、過去に1番人気の馬が11頭、1枠に入っているのですが、0-1-3-7/11で、勝った馬がいないので、馬券的には1枠に1番人気の濃厚な馬が入ると面白そうだなと。
何れにしても、内枠に行けば行くほど、不利ですし、仮に内枠の人気馬が好走しても馬券的にはおいしくないので、外枠の人気薄の馬を買うのが面白いと思っています。
あと、全く話が異なるのですが、新潟芝1000mの場合、外枠の馬を買っていると、自分の買った馬が間近で見られるので、レースは楽しく見られるのかなと。時々、酔った方とかが走っていますが、ああいう風景は好きですね。マラソンは沿道ばかり見ているので、きっと変なんだと思います。
話が逸れたついでに、単複は本当に面白い馬券で、最も楽しくて、最高に勝てる馬券だと思っています。レースに関しては、必然的に1頭しか観なくていいので、時々、ゴール付近で馬券と馬を交互に見ている方が居られますが、単複の場合、余程の方でない限り馬を覚えておけるので、当たり外れが一目瞭然なのかなと。
頭が当たって、紐も当たって高配当というのが理想的ですが、ゴール前が忙しくなりますし、1頭だけレースを観ていると嫌でも記憶に残るので、次走のヒントにもなるので、初心者の方ほど、単複がいいのかなと思っています。
さて、話を戻して、次に、アイビスサマーダッシュ2018の予想オッズから、1番人気の馬の不安材料と穴馬を探していきます。
アイビスサマーダッシュ2018 予想オッズ
出典元:netkeiba
1番人気は、ダイメイプリンセスですね。
冒頭にも書いたとおり、1番人気が非常に好成績なレースなので、内枠以外、不安材料はないのかなと。特に、ダイメイプリンセスの場合、韋駄天S2018では0.3秒差の完勝だったので、直線競馬の適性は、かなり高いと思います。
あとは、韋駄天Sからの直行での参戦であれば、割引だなと思っていたのですが、CBC賞を使っている点は加点材料なのかなと。秋山騎手は、このコースの経験が少ないのですが、ダイメイプリンセスで2勝を挙げているので、割引材料にはならないと思っています。
さて、ここからが本題ですが、アイビスサマーダッシュ2018の本命は…
◎ アペルトゥーラ
近3走の成績は2桁着順が続いていて、昨年は新潟芝1000mを破竹の3連勝で、レース映像を見る限り、直線競馬の適性はかなり高く、前走の韋駄天S2018では0.6秒差の6着に沈んでいるのですが、巻き返しはあると思います。
前走の韋駄天S2018の敗因は不明ですが、昨年の1000万条件戦では54秒4の好タイムで、レッドラウダを下しているので、馬場が渋ればレッドラウダの方が有利な気がしますが、良馬場の高速タイムであれば、アペルトゥーラの方が魅力的なのかなと。
※アペルトゥーラは、赤帽子の3番です。
それと、ハイペースでもスローペースでも勝っているので、ペースに左右されない点も加点材料だと思います。丸田騎手が騎乗予定ですが、今年の新潟芝1000mは、2着2回、3着1回なので、悪くないのかなと。
あとは枠とオッズで、最終的な本命にするか検討したいと思います。
このレースは、過去の戦績から、結構、買える馬がいて。例えば、アクティブミノルは、近走は散々ですが、昨年のアイビスサマーダッシュ2017では4着と好走しているので、侮れないのかなと。
ダノンアイリスも、最近はダートばかり走っていますが、元々、直線競馬でも走っていたので、かなり不気味ですね。しかも、54秒台で走っているので、馬場が重くても軽くても、どちらでも対応できるタイプなのかなと思います。
他には、ノットフォーマルも韋駄天S2018では2着ですが、今回、斤量が50kgから54kgで4kg、増量になるのですが、枠次第で一発あってもおかしくないですし、一応、2着は2着ですね。
あとは、軽量の馬が好走するレースで、3歳牝馬の51kgの馬も要注意だと思います。今回、対象なのは、モルフェオルフェとラブカンプーですね。ラブカンプーはデムーロ騎手が騎乗予定で、ベルカントで2年連続、このレースを制しているので、人気になると思います。
ペイシャフェリシタも、1000mは初挑戦ですが、春雷S2018は好タイムで強い内容の勝利だったので、速い脚も使えますし、これが1200mであれば人気になる馬だろうなと。
最後に、ローテーションですが、CBC賞から参戦した馬の勝利が目立ちます。意外にも、韋駄天Sからは1頭しか勝っていないので、その辺りは割引なのかなと思います。
アイビスサマーダッシュ ローテーション別 成績表 過去10年
色々と書きましたが、直線競馬は馬券的には苦手ですが、小細工とかがないので、観ていて面白いですよね。長丁場のレースだと、一週目のホームストレートで心臓が止まりそうな位、緊張します。
さて、今週末もよろしくお願いします。